獨協大学図書館
過去の展示

過去の展示

獨協大学図書館では貴重書?特別図書などの一部を、随時展示?公開しています。
このページではこれまでに展示された資料と、現在展示中の資料の一部を紹介しています。

最終更新:2024年3月19日



『古典の世界 ~書物からみる和の文化~』

1200年以上に及ぶ長い歴史を持つ日本の古典籍。その特徴として、種類の多様さがあげられます。

この展示では、本館所蔵の「百人一首かるた」「源氏物語絵巻」「万葉集」などを紹介しました。和装本、巻子本、かるたなどの美しい資料だけでなく、豪華な装飾がほどこされた箱も見どころです。

展示期間 2023年12月8日(金)~2024年1月25日(木)
展示場所 図書館2階 貴重書?特別資料展示コーナー
展示資料 百人一首かるた、源氏物語絵巻(複製版)、万葉集(写本)、伊勢物語(写本)、徒然草(複製版)

2023年度貴重書?特別資料展示解説(PDF)


『「ドイツ表現主義からバウハウスへ」―芸術家たちの足跡―2 カンディンスキーを中心に』

獨協大学図書館では、2019年に「ドイツ表現主義からバウハウスへ―芸術家たちの足跡―」と題した貴重書?特別資料の展示を実施しました。この年は総合造形学校「バウハウス」(das Bauhaus, 1919-1933)がドイツに創立されてちょうど100年にあたりました。

今回の展示では第2弾として、新たに収蔵した文献の紹介も兼ねて、本学図書館が所蔵する「ドイツ表現主義文庫」の中から、抽象絵画の始まりとされるカンディンスキーと、後にカンディンスキーも招聘され教鞭をとったバウハウスにゆかりのある資料を展示しました。 解説は、第1弾に引き続き、山本淳教授(外国語学部ドイツ語学科、図書館長)が執筆しています。

※展示資料は前期(11月28日~12月23日)と後期(1月10日~1月31日)でページを替えて展示。

展示期間 2022年11月28日(月)~2023年1月31日(火)
展示場所 図書館2階 貴重書?特別資料展示コーナー
展示資料 カンディンスキー『芸術における精神的なもの(について)』(1912) [2021年度新収蔵品] 、機関誌『バウハウス』1号(1926)[2021年度新収蔵品] 他

2022年度貴重書?特別資料展示解説(PDF)


『「ドイツ表現主義からバウハウスへ」―芸術家(キュンストラー)たちの足跡―』

建築?デザインの分野のみならず、ひとつの文化現象として、近代の社会や生活全般に
大きな影響を及ぼした「バウハウス」(das Bauhaus, 1919-1933)。
2019年は、時代のメルクマール(指標)ともなったこの総合造形学校が
ドイツ/ヴァイマルに創立されて、ちょうど100年という記念の年にあたります。

獨協大学図書館では、これを機に「ドイツ表現主義からバウハウスへ ―芸術家たちの足跡―」
と題し、山本 淳 教授(外国語学部ドイツ語学科)監修により、貴重書?特別資料の展示を実施いたしました。
この展示では、本学が所蔵する「ドイツ表現主義文庫」から抜粋した関連貴重書をご覧いただきながら、20世紀初頭に現代芸術への先駆的な役割を果たした「ドイツ表現主義」と、当初はその影響を受けながらも、その後構成主義的、機能主義的な傾向を強め、「芸術と技術の新たな統一」を目指す造形運動として、とりわけ建築とデザインの分野で広く世界に影響を与えた「バウハウス」について、今日もなお人々を惹きつけてやまないその魅力の一端に触れていただきました。

展示期間 2019年11月25日(月)~12月14日(土)
展示場所 図書館2階 貴重書?特別資料展示コーナー
展示資料 『青騎士』、『最後の審判の日』(Der Jüngste Tag )、『マルシヤス』、『F.マルク水彩素描画集』(Sechzehn farbige Handzeichnungen aus den Skizzenbüchern)、『バウハウス叢書』

2019年度貴重書?特別資料展示解説(PDF)


『ポール?クローデルと藤田嗣治 -詩と版画の邂逅(かいこう)-』

この展示では、2018年に生誕150年を迎えたポール?クローデル(Paul Claudel 1868-1955)と、没後50年を迎えた藤田嗣治(ふじた つぐはる 1886-1968)の2名を中心に取り上げ、獨協大学図書館の貴重書?特別資料から春学期?秋学期の二期に渡って関連資料を展示しました。

クローデルは詩人?劇作家として活躍し、また駐日大使として日仏文化交流に尽力した人物です。獨協大学図書館特別コレクション「鈴木信太郎文庫」にも30点を超える著作が収められています。
藤田は、「乳白色の肌」とよばれた裸婦像や猫をモチーフにした絵画などで世に知られていますが、挿絵画家としても高い評価を得ており、今回紹介したクローデルの著作『朝日の中の黒鳥』、『日本人の魂への眼差し』、『東方所観』にも挿絵を寄せています。
展示期間:2018年6月26日(火)~7月9日(月)、11月21日(水)~12月4日(火)
展示場所:図書館2階 貴重書?特別資料展示コーナー
展示資料:『朝日の中の黒鳥』、『日本人の魂への眼差し』、
『東方所観』、『百扇帖』、『聖女ジュヌビエーヴ』、『峨眉山上の老人』(以上クローデル著作)、
『アマルと王の手紙』、『御遠足』、『平行棒』、『お菊さん』(以上藤田挿絵)ほか

第一期(春学期)展示解説(PDF)

第二期(秋学期)展示解説(PDF)


『蔵出し!!世界の名著特集』

本学図書館では、収集した資料のうち、年代が古いものや、限定本?私家版などの希少な資料などを「貴重書?特別資料」として認定し、温湿度管理された「貴重書室」で保管しています。

この展示では、貴重書室に収められている作品の中から、現在もなお読み継がれ、多数の翻訳や研究書が出版されているものや、戯曲として上演されている作品を中心に、特に外国語を学習する学生には一度は耳にしたことのあるような図書を選りすぐって紹介しました。

また、特別公開資料として、以下の資料を展示しました。
2017年11月11日に開催された「第29回獨協インターナショナル?フォーラム <宗教改革500周年記念>ドイツ文化とルター ―その今日性をめぐって―」にちなんで、ルター著『商取り引きと高利について(初版)』。
2017年11月15日に新館開館10周年記念イベントの一環として開催された「貴重書に親しむ会 ~三批判書を手がかりに描く、カント哲学の見取り図~」にちなんで、本学初代学長であり、ドイツの哲学者イマヌエル?カントの『純粋理性批判』を初めて日本語に翻訳した天野貞祐の直筆色紙と原稿。
展示期間:2017年11月8日(水)~12月5日