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科目一覧へ戻る/Return to the Course List | 2025/03/24 現在/As of 2025/03/24 |
開講科目名 /Course |
言語文化論(日本の言語文化)(M)/LANGUAGE AND CULTURE |
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開講所属 /Course Offered by |
大学院/ |
ターム?学期 /Term?Semester |
2025年度/2025 Academic Year 春学期/SPRING SEMESTER |
曜限 /Day, Period |
土1/Sat 1 |
開講区分 /semester offered |
通年/Yearlong |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
浅山 佳郎 |
科目区分 /Course Group |
大学院科目 共通科目 |
遠隔授業科目 /Online Course |
- |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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浅山 佳郎 | 言語文化学科/INTERDISCIPLINARY STUDIES |
授業の目的?内容 /Course Objectives |
[研究科の学位授与方針および課程編成方針との関連] 研究科の学位授与方針と関わっては,共通科目として,言語と文化の分野において、適切な問題設定をおこなうことができるような基礎的な知見を獲得するための授業である。 [授業の具体的な内容と目的] 言語と文化について,言語サイドからの書籍を読解することで,基礎文献を理解できるようにするとともに,自分なりの知見と視点を形成することを目標とする。 春学期最初の南の『現代日本語文法の輪郭』は,現代日本語について独自のしかし普遍性の高い分析を行っている著者の名著である。文の階層という概念を考える。 次の松本の『言語をめぐる諸問題』は,現代日本の優れた言語学者である著者による言語類型から見る日本語についてのまとまった著作である。類型という問題を考えたい。 春学期最後の本居『うひ山ふみ/鈴野屋問答』は,言語論というよりは初学者への入門心得のような意味合いのものであるが,「日本」という概念の出発点でもある国学を理解するための必読書である。 秋学期最初のサールの『言語行為』は,言語の意味を考える基本文献である。「行為」としての言語という概念を考え,日本語の特性へと議論を進めたい。 ピンカーの『思考する言語』は,本来上中下の三巻であるが,ここでは上と中の2冊をとりあげる。言語学と心理学の接点の問題をあつかうことで,やはり日本語を相対化する。 最後のトマセロの『心とことばの起源を探る』は,進化論的言語学という視点から,言語の発生を考える最良の本である。この前のピンカーとあわせて読解することで,言語に対する基本的な視点を獲得する。 |
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授業の形式?方法と履修上の注意 /Teaching method and Attention the course |
「輪読」の形式をとる。毎回の授業分の読解を,履修者を指名するので,レジュメを用意して読解内容を発表されたい。担当教員から必要に応じて補足的なコメントが加えられ,その後,提示された読解発表に基づいて,自由な討議を行う。 | ||||||||||
事前?事後学修の内容 /Before After Study |
全員が指定箇所を読み,それに対する自分なりの見解をまとめてくることが,事前に要求される。おおよそ各回2時間程度を見積もられたい。また輪番で指定される担当者には,当該箇所の問題点を整理するとともに,レジュメを用意することが事前学習として含まれる。もし各学期に3回の担当となったとすると,各回ごとに7時間程度を見積もられたい。 | ||||||||||
テキスト1 /Textbooks1 |
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テキスト2 /Textbooks2 |
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テキスト3 /Textbooks3 |
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参考文献等1 /References1 |
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参考文献等2 /References2 |
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